練習目標:
この練習は、トレーニングの最初の6つのモジュールで学んだ概念を強化するためのものです。Liveでプリミックスされたセットを開き、そのセットに基づいてRendererをセットアップし、ドルビーアトモスのマスターを作成してレコーディングすることが目標です。
Dolby Atmos Renderer:
- 練習1と同様にRendererを設定します。
Ableton Live:
- 開いているLiveセットがあれば閉じます。
- プリミックスされたセットを開き、調整ビューになっていることを確認します。
- 練習コンテンツの「Sessions」フォルダには、プリミックスされたセットが2つあります(Mixedというラベルが付いています)。この練習ではどちらも使用できます。以下のタイムコードの値とスクリーンショットは95BPMのセットを参照しています。
- Liveで再生ボタンを押し、Rendererに移動して、RendererとLTCの同期の通信があることを確認します。
- Liveの「Time Ruler Format」が24fpsに設定されていることを確認します。
- Options > Time Ruler Format > 24 fps (Film)
- カーソルをLiveセットのオーディオの開始点と終了点に合わせ、Rendererで使用するイン/アウトポイントを決めます。正確な値を決めるのは難しいかもしれませんので、インポイントの前とアウトポイントの後で最も近い整数値を使用してください。
(95BPMの練習ではインポイントで00:00:05:01)
(95BPMの練習ではアウトポイントで00:01:29:17)
- LTCタイムコードに基づいて必要なオフセットをメモします。練習コンテンツとして提供されているLTCファイルは01:00:00:00から始まりますので、タイムコード値は1時間のオフセットとなります。
- セッションビューに移動して、トラックとそれに対応するオブジェクトの割り当てをメモします。これらはRendererの「Input Description」ウィンドウで使用されます
- 調整ビューに戻ります。
Dolby Atmos Renderer:
- 入力設定をセットアップします。
- 入力設定ウィンドウを開きます(Window > Input Configuration または「Cmd+I」)。
- 「Groups」をクリックして「Groups」ダイアログを開きます。
- オブジェクトに割り当てるカスタムグループ名を追加します(ドラム、ベース、シンセ、ヴォックスなど)。
- 「Close」をクリックします。
- それぞれの入力について、Liveセットのクリップ名を使って「Description」フィールドに記入し、作成したグループに割り当てます。
- 「Accept」をクリックして入力設定を保存します。
- 新規マスターファイルを作成します(File > New Master File または「Cmd+N」)。
- ディレクトリとファイル名を選択します。
- 「Create」をクリックします。
- 「Record In/Out」を有効にして、「In/Out」をLiveセットに記されている時間に設定します。
- LTCタイムコードに基づいて必要なオフセットをメモします。練習コンテンツとして提供されているLTCファイルは01:00:00:00から始まりますので、タイムコード値は1時間のオフセットとなります。
- レコーディングを開始します。
Ableton Live:
- タイムラインの先頭から再生を開始します(タイムコードの開始)。
- Rendererに移動して、レコーディングが開始されたことを確認します。
- 再生が終了したら、Liveで停止ボタンを押します。
Dolby Atmos Renderer:
- レコーディングのアウトのタイムコードが渡されると、Rendererがマスターファイルのファイナライズを行います。
- レコーディングされたマスターの品質管理を実施します。
- Rendererの「sync」ボタンを無効にします。
- 「Input/Master」スイッチが「Master」に設定されていることを確認します。
- 停止ボタンをクリックして、マスターファイルの先頭に移動します。
- 再生ボタンを押し、マスターファイル全体を試聴します。
- ファインダーウィンドウを開き、マスターファイルに移動します。.atmos、.atmos.audio、.atmos.metadataのファイルが入ったフォルダがあるはずです。
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