この記事で取り上げるトピック:
- 入力/バイノーラル/リレンダリングの設定
- Input/Binaural/Re-Render Configurationファイル
- Input/Binaural/Re-Render Configurationファイルをエクスポート
- Input/Binaural/Re-Render Configurationファイルをインポート
入力/バイノーラル/リレンダリングの設定
入力設定およびバイノーラルメタデータ設定はマスターファイルに保存されますが、同じ設定を複数のプロジェクトで使用する場合、これらの設定をリレンダリング設定と一緒に別個に保存すると便利です。これらの設定ファイルはADM BWFファイルと共に提供することで、他施設でのポスト作業やローカリゼーション作業が容易になります。
Input/Binaural/Re-Render Configurationファイル
入力/バイノーラル/リレンダリング設定を.atmosIRファイルにエクスポートできます。
以下の内容が.atmosIRファイルに含められます。
- 入力設定
- 入力チャンネルの設定の割り当て(ベッド、オブジェクト、割り当てなし)
- ベッドとオブジェクトの説明
- グループへの割り当て
- カスタムグループ名
- バイノーラルレンダリングモードの設定
- ベッドまたはオブジェクト入力チャンネルごとのバイノーラル距離モデルの設定
- リレンダリングの設定
- リレンダリングチャンネルストリップ
- ストリップごとのリレンダリング設定
- プロパティ(ストリップ名、レイアウト、グループ割り当て)
- マッピング
Renderer v1.72以前のバージョンで保存された.rmuio設定ファイルは、現行バージョンのRendererと互換性があります。これらのファイルはインポートできますが現行バージョンで作成された.atmosIRファイルはv1.72以前のバージョンとの後方互換性はありません。
入力/バイノーラル/リレンダリング設定のエクスポート
マスターファイルが開いている場合、エクスポートではそのマスターファイルの設定を使用します。
入力/バイノーラル/リレンダリング設定をマスターファイルからエクスポートするには:
- メニューバーからFile > Export Master Input/Binaural/Re-Render Configを選択するか、Option+Shift+E(Mac)またはAlt+Shift+E(Windows)を押します。
- 目的の出力ディレクトリをブラウズします。
- ファイルの名前を付けます。
- 「Save」をクリックします。
マスターファイルを開いていない場合、音源が入力になり、現在の設定が使用されてエクスポートされます。
- メニューバーからFile > Export Input/Binaural/Re-Render Configを選択するか、Option+Shift+E(Mac)またはAlt+Shift+E(Windows)を押します。
- 目的の出力ディレクトリをブラウズします。
- ファイルの名前を付けます。
- 「Save」をクリックします。
Renderer Remoteアプリケーションを使用して入力/バイノーラル/リレンダリング設定ファイルをエクスポートすると、外部ワークステーションではなくRenderer Remoteが起動しているコンピュータと同じコンピュータに.atmosIRファイルが保存されます。
入力/バイノーラル/リレンダリング設定のエクスポート
入力/バイノーラル/リレンダリング設定をインポートするには:
- メニューバーからFile > Import Input/Binaural/Re-Render Configを選択するか、Option+Shift+I(Mac)またはAlt+Shift+I(Windows)を押します。
- ファイルを選択します。
- マスターファイルが既に開いている場合、リレンダリング設定のみをロードできます。
- マスターファイルが開いている場合、「Import」ダイアログで入力設定(入力設定のみまたは入力およびバイノーラル設定)とリレンダリング設定の両方をインポートするよう選択することもできます。